リモートワークや外出自粛で住宅立地の店舗への影響は軽微で済んだが、都市部の店舗が大打撃を受けたためだ。

不況にあえぐ外食のテークアウトも
コンビニの中食需要を直撃

 それだけではない。外食店がこぞってテークアウトやデリバリーを始めたことも無縁ではないだろう。

 常々「外食店が最大のライバル」とみていたコンビニは、中食(弁当や総菜などを購入して自宅で食べる)の需要を奪われたからだ。

 その外食店もテレビなどでバンバン報道されている通り、コンビニ以上に悲惨な状態だ。このコロナ禍では大手でさえ、「勝ち組」は日本マクドナルドホールディングスや吉野家ホールディングスなど、ほんの一握りしかないのだ。

 フードビジネス総合研究所の調べによると、緊急事態宣言が発令され、外出自粛の影響が鮮明になった4月の既存店売上高は、すかいらーくホールディングス(ガストなど全ブランド計)が前年同月比で58.2%減、サイゼリヤが同61.4%減、ロイヤルホールディングスが同57.9%減、居酒屋系はさらに落ち込みがひどく、ワタミが同92.5%減、鳥貴族は同96.2%減と、減少のオンパレードだ。

 資本力のある大手でさえこの事態だから、中小、零細の外食店への影響は計り知れない。

 店舗での営業継続をあきらめ、テークアウト専門に切り替えたり、店自体をたたむところも続出している。