どうなる景気・市場どうなる透視#7Photo:PIXTA

日経平均株価が一時2万3000円台を回復するなど、株式市場はコロナ禍による急落前の水準(2月21日の2万3386円)にじわりと迫りつつある。特集『どうなる景気・市場 どうする投資』(全10回)の#7では、7人の株式ストラテジストに、2022年末までの株価の見通しを聞いた。

「週刊ダイヤモンド」2020年6月20日号の第2特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

 日経平均株価が一時2万3000円台を回復するなど、直近の経済の落ち込みをよそに、株式市場はコロナ禍による急落前の水準(2月21日の2万3386円)に迫りつつある。

 今後もこの水準を維持できるのか。7人の株式ストラテジストに2022年末までの株価の見通しを聞いてみた。

 足元の株価上昇は、日本も含めた主要国で総動員された金融・財政政策の効果を反映しているという見方が大勢だ。主要国の中央銀行が大幅な金融緩和に踏み切ったことで、多額のマネーが市場に供給されており、こうした過剰流動性が株高を演出している。