どうなる景気・市場どうなる透視#5
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日本の景気や市場に大きな影響を与える米中経済。5月の米国の非農業部門雇用者数は、前月比750万人前後減少するとの市場予想とは裏腹に同250万人の増加となった。一方、中国は、感染抑制のための経済封鎖から、活動再開に向けてかじを切った。特集『どうなる景気・市場 どうする投資』(全10回)の#5では、米中担当エコノミストが、経済の先行きを予測する。

「週刊ダイヤモンド」2020年6月20日号の第2特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

【米国経済】
5月の雇用は大幅改善も鈍い回復ペース
20年成長率はマイナス5%強

 大きな番狂わせだった。5月の米国の非農業部門雇用者数は、前月比750万人前後減少するとの市場予想とは裏腹に同250万人の増加となった。20%前後とみられた失業率も13.3%と4月より改善した。

 米国経済は回復に向かうのか。4人の米国経済担当エコノミストに先行きを予測してもらった。

 暦年の成長率予測に加え、掲載していないが、四半期ベースの予測もお願いした。小野亮・みずほ総合研究所欧米調査部主席エコノミスト以外の3人は、2020年4~6月期に大幅なマイナス成長を見込む一方、7~9月期からはプラス成長に転じるとみる。小野氏も10~12月期までマイナス成長を見込むが、その幅は縮小すると予想する。