バックパッカーが好きな人って、経営者は向いていると思う(十河)
編集部 私、何十年サラリーマンをやっているので、ちょっと皆さんのお話がいまひとつ異次元な感じでずっとお聞きしていたんですが、そもそも起業家になれる人というか、なりたい人と、サラリーマンとか公務員のほうが絶対向いてるよなっていう人って、分かれるのかなっていうのはずっと思っているんですけど、そこってお2人はどういうふうに思っていらっしゃるのかなっていうのは、聞いてみたいです。
十河 そうか、起業家とサラリーマンですね。
田所 でも、サラリーマン時代も当然ありますよね。
十河 そうですね。
平田 僕は、特に両者を分けるものはないかなと思っていますね。新しい経験をしたときに興奮したりとか楽しいと思える人は、みんな起業家になれるのではと思っているんですよね。変な話、行ったことのない国に旅行に行ったときに楽しいと思える人って多いじゃないですか。起業って、僕、旅と似ているところがあるなと思っているので、みんな素質はあるんじゃないのかなと思ったりします。あとはそれを決められるかどうか。本気でそういう体験の時間を長くしたい人生を歩みたいかどうかっていうのを、自分にコミットしているかどうかの違いかなっていうふうに思いますよね。すみません、抽象的ですけど。
田所 分かる気がします。
十河 僕も、新しい世界を見たいかどうか、みたいなところはやっぱり大事だと思っています。そこで自分の殻を破れるかどうかみたいな。自分自身がもっと新しいことをやりたいとか、新しい世界を見続けたいかどうか、みたいなところが起業家資質、特にグローバルでやるには重要なんじゃないかなと思っています。僕は、バックパッカーが好きな人って経営者に向いていると思ってるんですよね。
平田 たしかに多いですよね。
十河 自分自身もバックパッカーでインドとか、結構行ってました。
平田 僕もそうでした。
十河 バックパッカーの経験とか、そういうの大好きですっていう人は、グローバルでの展開に向いている資質はあるんじゃないかなと思いますね。
田所 お2人とも、本日は、どうもありがとうございました。