企業買収で拡大した
RVHは売り上げ97%減

 新興企業にも極端に事業規模が縮小している例がある。同じ東証2部の「RVH」だ。今年4-6月期の売上高はわずか4億円で前年同期比96.8%減となった。

 RVHはNECの技術者だった杉山尚志氏によって1996年にリアルビジョンの社名で設立され、当時は3次元グラフィックス向けLSIを開発していた。99年にはNECのワークステーションに自社開発製品が採用されたことで勢いがつき、00年のITバブル最中に東証マザーズに新規株式公開を果たした。

 しかし、その後は赤字続きで鳴かず飛ばず。新株発行で資金繰りをつなぐなか、14年8月に東証2部に指定替えとなり、翌年4月には持ち株会社体制への移行に合わせてRVHと社名を変更。株主や経営陣がコロコロと代わるパターンになってしまう。

 こうしたなか企業買収を相次ぎ行い規模拡大にかじを切ったため注目が集まった。

 14年11月には脱税が発覚した士業専門広告会社の「DSC」(翌年「リーガルビジョン」へ事業譲渡、あの「東京ミネルヴァ法律事務所」倒産の黒幕企業である)が傘下入りした。

 16年1月には不正会計が発覚した脱毛サロンの「ミュゼプラチナム」の支援企業となり、17年2月に「たかの友梨ビューティクリニック」を運営する「不二ビューティ」も子会社化してエステ事業を強化したかと思えば、18年2月に今度は経営不振が続いていた岐阜の有力レディースフォーマルウェアメーカー「ラブリークィーン」も買収した。

 その結果、RVHの19年3月期の連結売上高は実に587億円に達した。DSC買収前の14年同期は5億円足らずだったから大躍進だ。