三菱UFJリースと日立キャピタル
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三菱UFJリースと日立キャピタルは、来春に合併する方針を固めた。24日午後にも発表する。複数の関係筋が明らかにした。新会社は売上高が1兆4000億円規模となり、東京センチュリーを抜いてリース業界3位に浮上する。コロナ危機で航空機リースなど先行き不透明感が増しているが、合併によって2位の三井住友ファイナンス&リースを追撃する体制を整える。(ダイヤモンド編集部副編集長 布施太郎)

日立製作所は保有株を売却で親子上場解消へ
新会社の主導権は三菱商事が掌握

 三菱UFJリースと日立キャピタルは2016年に資本・業務提携を締結し、将来の経営統合を模索してきた。当初は、持ち株会社の傘下に2社がぶら下がる形態も検討したが、シナジー効果を高めるために合併を選択した。

 三菱UFJリースの株主には、三菱UFJフィナンシャル・グループと三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行が合わせて発行済みの20%超を保有し、ほぼ並んで三菱商事が続く。日立キャピタルは日立製作所が同31%を持ち、筆頭株主になっている。日立製作所は今後、保有株式のすべてを三菱商事に売却する方向で調整しており、合併後の新会社の株主からは外れ、親子上場を解消する。

 新会社には、三菱商事と三菱UFJフィナンシャル・グループがそれぞれ20%程度を出資する方向で詰めている。ただ、リース業を新たな収益源に育てたい三菱商事が主導権を取って、同社との連携を強めたい意向を示しているという。