15年前の車に乗ることで見える
アイサイトの進化の凄さ

 私ごとで恐縮だが、先日初回登録から15年経った4代目レガシィツーリングワゴンを購入した。水平対向6気筒エンジン搭載車で、中古の流通数の少ないマニュアル車だ。今後このような車は登場しないだろうと判断したので、買えるときに買ってそのエンジンを堪能してみたかったのだ。

 この辺のことは別の機会があれば書いてみたいと思うが、たった15年前の車に乗ってみて、今の先進安全機能がいかに凄いかを目の当たりにした。

 15年前というと2005年になり、アイサイトの歴史を遡ると2003年に装備された、改良版ADAが4代目レガシィに搭載されていた時代だ。その時代、スバルをはじめ他社を見渡してもADA・アイサイトのような先進安全機能が付いている車はそう多くなく、衝突被害軽減ブレーキがごく一部の車に搭載され始めた時代だ。また国の認可問題もあり、完全停止などは行われないという時代だった。

 その15年たった車で都内はもちろん高速道路などを走ってみると、いかに今の車がさまざまなセンシングで運転が楽になっているのかを実感する。

アイサイトX
Photo:SUBARU

 例えば車線逸脱の警告が鳴ると、車線をはみ出す、またははみ出している可能性が高く、自身の車を車線内の中に戻そうという意識が働くが、その警告がないと自分は車線内を走っているつもりでも、車線の端を走っていることがたまにあることに気がつく。

 もちろんフラつき運転をしているつもりはない。現在ならレーンキープアシストを作動させていれば自然と車線の中央付近を走ってくれるだろう。また長距離移動の際には、以前の車ならアクセルを踏み続けないと車は走り続けないが、現在の車なら全車速追従クルーズコントロールがあるおかげで、スイッチを入れて車に任せればアクセルとブレーキ操作から解放され、足の疲れの軽減にもなるし、長時間同じ姿勢でいるエコノミークラス症候群からの解放にもつながるだろう。

 またステアリングアシストも、手を添えていれば自然と車線を守って走ってくれる。そう考えると今の車がいかに楽に走れるかということを実感する。15年前の車で走っているのもかなり楽しいが、こういう安全装備は古い車にも欲しいなとも思えた(安全機能は万全ではないので、ドライバーがちゃんと操作していなくてはならないのは当然のことだが…)。