Go To EatキャンペーンPhoto:Diamond

「Go To イート」キャンペーンのプレミアム付き食事券に続いて、9月15日から、もう一つの柱であるオンライン飲食予約の飲食店募集が始まった。消費者からの予約の受付は、10月1日開始の予定だ。だが、オンライン飲食予約には問題点が複数ある。飲食店は参加を慎重に見極めるべきだろう。(消費者問題研究所代表 垣田達哉)

オンライン予約の
4つの制約

 プレミアム付き食事券(以下、食事券)については、ダイヤモンドオンライン9月18日の記事で「飲食店は参加した方がいい」と述べた。

 だが、オンライン飲食予約(以下、オンライン予約)については、すでにどこかのサイトに登録している飲食店は参加を検討してもよいが、まだ登録していない飲食店は、安易に参加しない方がいいだろう。

 その理由を説明する前に、まず「食事券」と「オンライン予約」の仕組みの違いを、消費者側(顧客)の視点から説明しよう。

 食事券は、都道府県単位で販売されるので、販売時期が異なる。9月下旬もあれば10月中旬以降というところもある。また、対象者についても、販売される都道府県在住者限定のところもあれば、在住者でなくても構わないところもある。