リーマンショックを超える「大失業時代」がやって来る――。労働市場の問題に精通する日本総研の山田久副理事長は、コロナ禍の影響が雇用に跳ね返るのはこれからだと警鐘を鳴らす。山田氏が分かりやすく解説する全3回の動画特集「コロナ禍で大失業時代はやって来るのか」。最終回となる第3回は、コロナショックで働き方はどう変わるのかを考えたい。一気に普及し始めたテレワークや、導入議論が進むジョブ型雇用には課題が少なくない。ビジネスパーソンのモチベーションを上げ、能力を最大限に引き出すため、企業社会は雇用システムをどう見直していけばいいのか。
日本総合研究所 副理事長。1987年京都大学経済学部卒業、2003年法政大学大学院修士課程(経済学)修了。15年京都大学博士(経済学)。住友銀行(現三井住友銀行)、日本経済研究センター出向などを経て93年より日本総合研究所調査部出向。同経済研究センター所長、マクロ経済研究センター所長、ビジネス戦略研究センター所長などを経て11年より調査部長/チーフエコノミスト。17年理事、19年より現職。専門はマクロ経済分析、経済政策、労働経済。著書に『北欧モデル 何が政策イノベーションを生み出すのか』(共著)『市場主義3.0』『デフレ反転の成長戦略「値下げ・賃下げの罠」からどう脱却するか』『賃金デフレ』『デフレ反転の成長戦略』『失業なき雇用流動化』『同一労働同一賃金の衝撃』『賃上げ立国論』など