米企業はどこが間違っているのか。米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の考えでは、経営学修士(MBA)取得者が増えすぎたことが、創造的に思考したり、顧客が本当に求めているものを提供したりする企業の能力を損なっている。マスク氏は、オンラインで開かれたウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催の年次イベント「CEOカウンシル」でリーダーシップに関する幅広い話題に触れ、MBA取得者に対する批判を展開した。さらに経営幹部に対しては、スプレッドシートから目を離し、役員室から出て生産現場を訪れるよう促した。「経営陣にMBA取得者が増えすぎたのではないか」とマスク氏は指摘。「取締役会議や財務に時間を費やすよりも、製品やサービスそのものにもっと集中すべきだ」と述べた。
テスラCEO、米企業の「MBA化」を批判
経営陣が会議や財務に集中しすぎていると主張、大学は反論
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