不敗の戦略「孫子」#6
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いにしえの戦争だけでなく現代の経営の現場でも応用できる『孫子』。大企業の経営者は、どう経営に生かしているのか。独自アンケートで、あらためて孫子の影響力の大きさが判明した。特集『最強のビジネス書!不敗の戦略「孫子」』(全7回)の#6では、上場企業の経営者52人が選ぶ、現代のビジネスに生きる孫子の言葉と活用例をお届けする。

「週刊ダイヤモンド」2016年9月10日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの

上場企業「経営者アンケート」で判明!
孫子は経営者のバイブルだった

 自身の決断が数千、数万の社員の人生を変える――。大企業の経営者は、常に重責を担い、孤独と戦いながら決断を下している。だが、不透明な経営環境の中では、時に判断に迷うこともある。

 そんな経営者たちの支えになっているのが、孫子だ。編集部では上場企業の時価総額上位1000社に独自アンケートを実施し、経営者がどんな経営思想を参考にしているのか調査した。

 その結果、孫子に影響を受けたと答えた経営者の比率は31%に上った。ピーター・ドラッカー(44%)に次ぐ2位で、経営学者のマイケル・ポーターや世界的ベストセラー『ビジョナリー・カンパニー』の著者、ジム・コリンズよりも上だ。

 では、約2500年前の戦国の世に生まれた孫子は、どのように現代の経営に生かされているのか。アンケート結果を基に読み解いてみよう。