Photo by Yoshihisa Wada

父から継いだ紳士服店を、いまやユニクロを中心とした世界的なアパレル製造小売企業へと成長させた柳井正会長兼社長。特集『仕事に効く ドラッカー』(全14回)の#2では、そんな柳井正氏がドラッカーの著作から何を学んだのか、話を聞いた。

「週刊ダイヤモンド」2011年6月18日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの

 30歳代で父から継いだ紳士服店を、いまやユニクロを中心とした世界第4位のアパレル製造小売り企業へと成長させた柳井正会長兼社長。その過程で、ドラッカーの本を何度も読み返し、学んでいた。

 『もしドラ』などを入り口として、ドラッカーの本を読んでみても、ピンとこない人が結構、いるかもしれません。「なんだ、当たり前のことじゃないか」と感じるかもしれません。

 確かに、ドラッカーの本というのは、決して奇をてらうことは書いてない。むしろ、「当たり前のことにもっと気をつけなさいよ」「もっと深く考えて行動しなさいよ」と言っている。

 ドラッカーはそういう人なんですよ。ちょっと頭のいい人は、難解な専門語に頼ってよくわからないことを言う。それに対して、本当に頭のいい人、本質を見通せる人が言っていることは、とても簡単なんです。