大企業ではなくベンチャー企業
大型株ではなく小型株

そんなふうに就職活動を展開した私は、最終的に「3年で社長になる人材を育てる」という採用スローガンを掲げていたITベンチャー「オープンドア」に入社しました。

当時は未上場の小さなベンチャー企業でしたが、その後、株式を公開しています。

オープンドア創業社長の関根大介氏は、松下電器産業(現パナソニック)創業者、松下幸之助さんのひ孫にあたる人物ですが、私をとてもかわいがってくれました。

責任ある仕事を次々と任せてくれて、毎週のように飲みに誘っていただいては、ビジネスの原理を教えていただきました。

私は同社で4年間働いた後、独立・起業しましたが、当時の経験は投資家としての糧になっています。

私は大学時代の就職活動をきっかけに自分の人生を見直し、「敷かれたレールから外れないと、自分が本当に手にしたい人生は手にできない」ことを学びました。

何を幸せに感じるかは人によって異なりますが、今までの常識や固定観念に惑わされないことが大切だということを学んだのです。

すでに成熟している大企業ではなく、これからの伸びしろがあるベンチャー企業。

これは、すでに成熟している大企業の大型株ではなく、これから伸びしろがあるベンチャー起業の小型株への集中投資を実践してきた私の投資哲学にも通じる話なのです。