◎1分でできる!いつもより低い声を意識

 うわずり防止策として、「顎を下げる」だけでなく、「声を少し低く出す」ことを意識した方が良いでしょう。人前に出る時は、気が付かない場合が多いのですが、声は少し高くなります。ですので、最初の出だしを少し意識して低く出すと、下腹にも力が入り、深い呼吸を意識して話すことができます。

 ◎1分でできる!腹式呼吸を意識して話す

 大きな声で長時間話す場合、普段しゃべる際の呼吸(胸式呼吸)では、演説の声を保つことができません。まず腹式呼吸を意識し、丹田に重心を置くことを意識してください。腹式呼吸をせずに声を長く出すと、喉に負担がかかってしまい、すぐに声がかれてしまうでしょう。

 ◎1分でできる!言葉と言葉の間の息継ぎは、深く吸う

『迷ったら声で決める! ―感じのいい声・力強い声はつくれる』(さくら舎・刊)清川永里子・著、200ページ
『迷ったら声で決める! ―感じのいい声・力強い声はつくれる』(さくら舎・刊)清川永里子・著、200ページ

 声がかれる、またはガラガラ声になる原因の1位は、なんといっても息が足りなくなることです。息が足りなくなることで、喉が押されたような声になり、どんどんと喉を酷使するという悪循環に陥るのです。

 そんなふうになったら、すぐには元の声に戻りませんし、何回もそのような声の出し方をしていると癖になってしまい、声帯ポリープなどができる原因にもなってしまいます。そうならないためには「息継ぎ」が最も重要になってきます。

 言葉のフレーズとフレーズの間の息継ぎをおろそかにせず、たっぷりと息を吸う。そうすることで、喉を傷めることは少なくなるでしょう。

たかが「声」だが
大きな武器になる

 このように、「人を引き付ける声」というものが存在し、演説する際には注意しなければならないことが多々あります。

 たかが「声」ですが、アメリカの大統領選のような大きな舞台でも、明日のプレゼンでも、自分の意思を伝えるために「声」はとても有効な武器になり得るのです。

 ぜひ「声」を磨き、自分のビジネスの武器の一つにし、そしてそれを大いに役立ててみましょう。