「こんまり」こと近藤麻理恵は、今や「片づけ」プロフェッショナルとして、世界で最も知られる日本人の一人となりました。麻理恵さんの世界進出の戦略を手掛けてきたのがプロデューサーであり夫でもある私、川原卓巳でした。日本で活動していた彼女が、どのような流れで世界を舞台に活躍することになったのか。
初めて書き下ろした書籍『Be Yourself』では、麻理恵さんと二人で歩いてきた「自分らしく輝く」ための道のりをご紹介しています。特別なスキルや努力は必要ありません。あなたが、あなたらしく戻ること。そのためのステップをまとめました。本記事では具体的に、あなたがあなたらしく輝くためのメソッドをご紹介します。(構成:宮本恵理子)

Photo by 千倉志野

得意な表現方法を選ぼう

 あなた自身の価値を見つけて、発信して、遠くまで広げていく。

 この伝えるための手段は、あなたが得意とする表現方法を選ぶのがオススメです。

 麻理恵さんの場合、それは「書く」という方法でした。

 もともと文章を書くのが好きで、緻密な校正作業がまったく苦にならないタイプ。

 初めての本『人生がときめく片づけの魔法』でも、麻理恵さんは毎日毎晩、原稿とにらめっこをして、文章の細かなリズムを整えたり、「てにをは」を入れ替えてみたり。自分が伝えたいメッセージと文章をピタッと合わせることに、どこまでもこだわれる。人前で話すよりも書いて表現する方が、はるかに自分の思いを伝えられるというのが、10年前の麻理恵さんでした。

 そんな麻理恵さんも、最初は実名で発信するのが怖くて、「Konmari」というローマ字のアカウント名で、顔を伏せてブログ記事を書くことからスタートしたんです。

 これが直接、仕事につながることはなかったけれど、「書く」という発信をコツコツ続けていた経験が、不特定多数の人に役立つ情報を伝える訓練になっていました。

 そして情報の発信で培った力が、その後の本を書く時に活かされます。本がヒットしてからは、ブログやメルマガでの発信も実名でできるようになりました。

 麻理恵さんは、「得意な文章で、存分に思いを伝える」という自分らしい表現方法があったからこそ、時には苦手だったテレビ出演にも挑戦してみようという気持ちが生まれたのです。

 その後、「文字×写真」で表現できるInstagramでさらにファンを広げ、そして彼女の魅力を最大限に伝える動画コンテンツのNetflixへ発展していきました。