低ストレス者の習慣
睡眠は7~8時間

 また、同じく60歳以上の低ストレス者とそれ以外の人で実施している「生活行動」を比較してみると、低ストレスの男性は、「平均7~8時間の睡眠」「自分を含めた家族の健康・体重管理」を行っている人の割合が大きかった。女性も、「平均7~8時間の睡眠」を取っている人が低ストレス者に多く、睡眠時間はストレスを低減させる上で重要な要素といえそうだ。

 また、女性では「20分以上の運動」「テレビやネットを寝る前にダラダラ見ない」といった習慣においても、低ストレス者とそれ以外の人で10ポイント以上の差があった。

 最後に、今回の「シニア世代のストレスが少ない都道府県ランキング」で上位にランクインした地域の低ストレス者の多くが行っている「ストレス解消行動」を紹介しよう。

 男性では、「同性の友人と外出・食事」「家族と過ごす」「スポーツ」「料理・アウトドア」「笑う」「読書」といった行動が多く見られた。一方で女性は、「ホットヨガ」「ジムに行く」などの汗をかくことや、「ロウソクの火を見る」「プラネタリウムを見る」「森林浴」などの自然と触れ合いながら落ち着いた時間を過ごすこと、また、「メイク直しをする」「ネイルを塗る」などのおしゃれをすることもポイントになっているようだ。

 人生100年時代といわれる今、年を重ねてもストレスとうまく付き合っていくことが重要だ。

(本記事は一般社団法人ストレスオフ・アライアンスからの提供データを基に制作しています)

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