3社とも1位は早稲田が堅持
ドコモとKDDIは3位に新顔

 20年の3社の1位は、いずれも前年1位の早稲田だった。2位も3社とも同じで慶應。ただ3位の顔触れには変化があった。ソフトバンクは前年と同じ明治だったが、ドコモは前年4位の同志社が3位に上がり、KDDIは前年TOP10圏外の京都大学が躍進した。

 個別に見てみると、TOP10で新しい顔触れが最も多いのはドコモだ。5位の電気通信大学、同率7位の千葉大学、青山学院大学、同率10位の東京工業大学、中央大学、関西学院大学と、6校が新たにランクインしている。

 KDDIは3位の京大、同率5位の一橋大学、同率7位の電気通信大と神戸大学が新顔だ。ソフトバンクは、4位の東工大、同率8位の横浜国立大学、立命館大学が新たにTOP10入りしている。

 通信キャリア3社の採用大学は、総じて早慶、関関同立、旧帝大、MARCHなどが多く、各社とも優秀な人材の獲得に注力している様子がうかがえる。これまで携帯電話市場は大手3社の寡占状態が続いてきたが、政府による値下げ圧力が高まる中で、今後勢力図は変化していくのだろうか。就活生は注視する必要があるだろう。

*ランキング表の見方
医科・歯科の単科大等を除く全国735大学に2020年春の就職状況を調査。551大学から得た回答を基にランキングを作成した。就職者数にグループ企業を含む場合がある。大学名横の*印は大学院修了者を含むことを表す。大学により、一部の学部・研究科を含まない場合がある。東京大学は「東京大学新聞」より集計。慶應義塾大学は就職者3名以上の企業のみ公表。企業名は大学通信の調査方法にのっとって表記しているため、正式名称と異なる場合がある。 調査/大学通信

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