神谷柚衣さん。沼津や三島の風景が一望できる愛鷹山にて
働き方が多様化する昨今、ローカルは働く舞台として有力な選択肢のひとつだ。今回は静岡県・清水町の企業で働きながら海外に積極的に飛び出している、神谷柚衣さんのケースをご紹介しよう。(取材・文/フリーライター 友清 哲)
スウェーデン、アメリカ、タイ…
海外を飛び回った6年間の大学時代
愛知県名古屋市生まれの神谷柚衣さんは、子どもの頃から海外志向が強く、海外で働くことを長らく夢見ていたという。
「きっかけは小学5年生の時から通い始めた英会話スクールでした。当時は単に、兄が通っていたので何となくそれに倣った程度だったのですが、これが思いのほか楽しくて、英語や海外の文化にどんどんハマっていったんです」
まだいまほど国内で認知されていなかったハロウィンをはじめ、異国の催事や世界観に触れることが純粋に楽しく、高校生になってからは明確に海外留学を志すようになった神谷さん。
「だから高校時代は両親からよく、『留学したいならお金がかかるから、地元の大学に進みなさい』と言われていました。要は、一人暮らしをして仕送りを受けるか、名古屋に残って留学費用を出してもらうか、どちらかを選びなさいということですね」
果たして、名古屋大学へ進学を決めた神谷さんは、在学中にたびたび海外渡航を経験する。たとえば交換留学ではスウェーデンに1年間、さらに文化交流プログラムでアメリカのフロリダ州に1年間、他にもタイやベトナム、シンガポールなど、関心の赴くままに海外を飛び回った。
休学期間を含め、6年に及んだ大学生活の中で、とりわけ印象的だったのはフロリダだという。







