米フェイスブックは特定の求人広告の表示で、男女に大きな差をつけていることが研究で明らかになった。アルゴリズムのバイアス(偏見)をなくす同社の取り組みの進展にも疑問が投げかけられそうだ。  研究は南カリフォルニア大学の研究者が主導。男性か女性かどちらかの割合が高い職種や業界の場合、求人の表示はユーザーの性別を反映する傾向があるという。昨年末に実施した実験では、宅配ピザチェーン大手ドミノ・ピザの配達ドライバーを募集する広告は圧倒的に男性に表示され、食品宅配インスタカートの購入・配達担当者の募集広告は女性に表示される傾向があった。