コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、3月度のホームセンター編だ。
「2年目のコロナ特需」はあるか?
3月売上高は前年並み
ホームセンターの主要4社が発表した3月度の月次業績データは、以下の結果となった。
DCM(DCMホールディングス〈HD〉)の既存店売上高は、前年同月比99.9%(0.1%減)、コメリは同103.5%(3.5%増)、コーナン(コーナン商事)は、前年同月比100.7%(0.7%増)だった。
島忠については、ニトリホールディングス(HD)による子会社化に伴って3月24日の上場廃止に伴い月次情報の開示がなくなったため、本記事の各グラフでは空欄で示している。