米国最大の燃料パイプラインがサイバー攻撃により停止したことで、東海岸のガソリンスタンドが燃料不足となり、全米の平均ガソリン価格が6年半ぶりにガロン当たり3ドル(リッター当たり約86円)を突破した。  コロニアル・パイプラインは先週、ランサムウエア(身代金要求型ウイルス)による攻撃を受けて、パイプラインを閉鎖した。同社はメキシコ湾岸からニュージャージー州までの全長約8850キロメートルのパイプラインを運営している。コロニアルは今週初め、週末までには完全に復旧させたいとの考えを示していた。