個人情報に緩くなる
プライベートに介入してくる

上司1「聞いた?山田、マンション買ったらしいぞ」
上司2「あら~ずいぶん稼いでるのね、そういえば田中さんはマッチングアプリで彼氏つくってるらしいわよ」
上司1「若い人はそうらしいよなあ、俺たちの時代はそんなのなかったからなあ~ハハ」

 オンラインで定例のミーティングに入ると、先に入っていた上司2人がこんな雑談をしているなんてことも。オンラインの場合は家からミーティングに参加することも多く、つい「仕事」という意識が消えがちです。雑談においても同じく、プライベートの延長で会話をしてしまうことが多いようです。

無理やり飲みに行こうとする

 仕事も一息ついていざ帰ろうとした19時に上司からのお誘いに捕まり、思わず渋い顔をしてしまうケースもあるそうです。

上司「今から入れる居酒屋ないかな…」
部下「入れても20時には閉まりますよ」
上司「30分でもいいから飲もうよ~」

 今に始まった話ではなく、上司と部下の間での「飲みニケーション」へのモチベーションの違いはしばしば話題になりますよね。最近は新型コロナウイルス感染対策の影響で飲食店の営業時間などが従来より早まり、東京都では飲食店にお酒の提供の自粛を要請しています。また、そもそもコロナ対策で飲み会は社内で禁止されている会社が多いはずです。

 しかしこんな状況なのに(だからこそ?)、少しでも飲もうとする上司がいます。それに対して、「コロナの感染リスクが心配」「今は飲みに行くべきではない」「そもそも上司と飲みに行くくらいなら早く帰って家でご飯を食べたい」という部下と上司の見えない戦いが、至るところで行われているようです。

 今や上司の無理な飲みの誘いは、部下を新型コロナウイルスの感染リスクにさらす行為だということを肝に銘じる必要があるでしょう。