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コロナ禍を経て、脱炭素とDX（デジタルトランスフォーメーション）が国内外産業界の二大トレンドとなっている。特集『業績 再編 給与 5年後の業界地図』（全16回）の＃4では、そうした環境下で今後どんな業種がその恩恵を受け、伸びる企業の条件とは何なのかを分析。さらに、市場関係者からは日経平均株価が最高値を更新し、5年後には5万円の高値をうかがうとの予測も飛び出したが、その根拠についてもひもといていく。（ダイヤモンド編集部 竹田幸平）
世紀のビッグウエーブが到来
5年後伸びる「意外な業種」とは？
「DXと脱炭素は、世界中の産業界へ久々に訪れたものすごい変化。どう考えても、今後5年を左右する二大テーマとなる」。人気ストラテジストとして知られるJPモルガン証券の阪上亮太チーフ株式ストラテジストは、このように断言する。
そして、これら世紀のビッグウエーブは企業の業績や株価をも大きく左右する存在であり、世界中でこの先「投資の復権」をはじめとした三つの変化をもたらすと見通す。これにより伸びる、意外な業種や企業とは何だろうか。
また、市場関係者からは今後5年の間に日経平均株価が30年以上前に付けた過去最高値（1989年12月末、3万8915円87銭）を更新して4万円、果ては5万円の高みに到達することもあり得るとの声が飛び出したが、その根拠とは――。次ページ以降、これらの全貌を一挙に明かしていこう。
