店頭表示価格と実際の販売価格は必ずしも同じではない。それより高くなることもある。自動車メーカーは通常、車両にメーカー希望小売価格(MSRP)を定めている。新車の窓ガラスに貼られた値札に表示される数字だ。だが、在庫が不足している上、乗用車やピックアップトラックに対する需要も高まっていることから、販売価格をMSRPよりも高く設定する販売店が出てきている。値上げの一環で、保護コーティングやアクセサリーなどのオプション購入を顧客に強制するケースもあるという。MSRPに数千ドル上乗せした価格を販売店から提示されたとの声もある。しかもアナリストや販売店によると、こうした動きは一段と広がりを見せており、対象車種の範囲も拡大している。普段はそうした値上げの対象にならないような主流モデルも含まれるという。
米自動車は売り手市場、販売価格つり上げ横行
メーカー希望小売価格より数千ドル高い場合も
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