アジアの富裕層が欲しがる不動産のストライクゾーンは、当たり前の人気物件とはちょっと異なり、エリア、物件の種類、売買ルートのいずれも一癖ある。特集『不動産投資 売りどき・買いどき』(全11回)の#5では、「アジア富裕層」をテーマに不動産投資家による覆面座談会の第4回をお届けする。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)
アジア投資家向け商業ビル
幾らで造り、幾らで売れる?
投資家I 私は小さい商業用ビルの開発をやっているんですけど、その売却先はアジアの富裕層。特に台湾、香港が多い。彼らに向けた商品づくりをしています。
投資家A 「アジア富裕層向け」ってもうかりそうなんで詳しく聞きたいです。このテーマで不動産投資家相手に塾を開いてもウケそうな予感。
投資家I いやいや、今はコロナ禍の影響で正直苦戦を強いられていますよ(苦笑)。
投資家E アジア投資家向けの物件って幾らで造って、幾らぐらいで売れるんですか。