「疲れて暴飲暴食」しがちな人は「とにかく寝る」

 仕事終わりで疲れていると、その日の気分次第ではつい食べすぎや飲みすぎてしまうこともあります。でも、とりあえず一度寝て回復すると、前夜そんなに食べていないはずなのに朝や昼には食べ過ぎることがなかった、という経験はないでしょうか。疲れて暴飲暴食…のパターンを繰り返しがちなときは、「とにかく寝る」。まずは気力と体力を回復させると、誘惑に負けることも減るかもしれません。

 時間の使い方を変えること。そして、「したいと思ったことをする」ための気力と体力をきちんと充電すること。それは、新しい習慣を作る上で欠かせない要素です。

在宅勤務を生かして、「昼休みに筋トレ」を習慣化

 在宅勤務中に筋トレ習慣をつくった会社員のBさんも、生活全体の時間の使い方を変えたひとり。しかもBさんは、夜でも朝でもなく、昼休みに筋トレをしています。あえてその時間を習慣にしたいと思ったきっかけは、ストレスを感じたときに筋トレをしたらリフレッシュして午後の仕事がはかどったように感じたこと。そして、思い出せないくらい久しぶりに、自己効力感を感じることができたということでした。
 
 とはいえ、良かったからといってそれだけで続けられるほど昼休みの筋トレは簡単なものではありません。最初の頃は「できる日」と「できない日」があったので、そのパターンを一緒に考えると次のようなものがありました。そして、それぞれに対して、できるだけ予防策をとることにしました。