台湾国防部によると、台湾が設定する防空識別圏に中国軍機が3日間で93機進入した。これは過去1年間で最多の規模となり、米国は挑発的な軍事行動だとして警告している。1日には、中国軍のJ-16戦闘機、H-6戦略爆撃機、Y-8潜水艦探知機など38機の軍用機が台湾の南西沖の防空識別圏に進入。2日にも39機、3日には16機が進入したという。台湾空軍の声明によると、戦闘機を発進させて無線で警告を発すると共に、中国軍機を追跡するためにミサイルシステムを展開した。2日には動画も公開した。米国務省は3日の声明で、台湾周辺での軍事活動を非常に懸念しており、台湾が「十分な自衛能力」を維持できるよう引き続き支援していくと述べた。