米上場企業に新たに加わった取締役はこれまでで最も多様性に富んでいることが、2つの異なる研究で明らかになった。取締役に指名される黒人が急増している他、女性や初めて取締役を務める人の数も増えた。全米産業審議会(コンファレンスボード)とデータ分析会社エスゲージがまとめた研究によれば、上場企業のうち約半分が新たな取締役を加えていなかったことに加え、小規模な企業は大手に後れを取るなど、その傾向は均一なものではなかった。一方、S&P500種指数構成企業の中で取締役に関する統計を公表している会社をエグゼクティブ人材紹介会社スペンサー・スチュアートが分析したところ、新たに就任した独立取締役の3分の1は黒人だった。昨年はその割合が11%にとどまっていた。ラテン系の独立取締役も昨年の3%から7%へ増加した。
米上場企業、取締役の多様化進む 黒人や女性など
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