昔ながらの広告プラットフォームを運営することの大きな利点は何か。新しい変化球で三振を取られないことだ。ツイッターが26日発表した7-9月期(第3四半期)決算はおおむね予想通りの結果だった。総売上高は前年同期比37%増、広告収入は同41%増となった。10-12月期(第4四半期)の売上高見通しも市場予想とほぼ一致した。スナップとフェイスブックの第3四半期決算は、アップルが行った広告追跡に関する変更により広告プラットフォームの成長が大きな打撃を受け、投資家から三振を食らった。今後も厳しいイニングが続きそうだ。両社の失点がツイッターの決算をかなり素晴らしいものに見せた。ツイッター株は決算直後の時間外取引で2%高となった。集団訴訟の和解に絡む一時費用7億6600万ドル(約875億円)を計上したにもかかわらずだ。