――筆者のジョセフ・スターンバーグはWSJ編集委員で政治経済コラムニスト ***  日本株式会社は、アーネスト・ヘミングウェイの小説「日はまた昇る」の登場人物の破産のように「最初はゆっくりと、そして突然に(gradually, then suddenly)」自身の変革を遂げようとしている。日本の最も歴史ある複合企業の1つである東芝は12日、会社を分割すると発表した。この出来事は、日本企業の変革が「突然に」の段階に入りつつあるかもしれないという期待を抱かせる。それが実現することを切に望む。  これが単に、世界的トレンドの一端にすぎないと考える人もいるかもしれない。