身近な人が亡くなったら、車は廃車? それとも売る? 注意点を解説!
車のローンがある場合
故人が車をローンで購入し、返済が完了していない場合には、車検証に記載されている所有者は「ローン会社」もしくは「ディーラー」になっており、故人は「使用者」として記載されていることがあります。
このようなときはローン会社に連絡をして、故人が死亡したことを伝えましょう。ローンがある場合は、相続人が引き継いで返済をする必要があります。
車にかかる相続税に注意!
故人が持っていた車も遺産の1つとして相続税の対象になります。車の評価額は、原則、売買実例価額です。
売買実例価額とは、亡くなった日に中古車として売却したと仮定したときの金額です。ネット上で、「一般的な買取相場を調べる」「業者に見積価額を算出してもらう」などの方法により算出します。もしも、この売買実例価額がわからない場合には、減価償却費などを考慮して計算をします。
一般的な車の耐用年数は6年と定められているので、購入から6年経過しているものは、一部の高級車を除き、非常に低い相続税評価額となります。
(本原稿は、橘慶太著『ぶっちゃけ相続「手続大全」ーー相続専門YouTuber税理士が「亡くなった後の全手続」をとことん詳しく教えます!』を編集・抜粋したものです)