「本を速く読む」スキルが身につく脳トレ

 最初のトレーニング、いかがだったでしょうか?

 あくまでも目安ですが、初めてのトレーニングで1秒に拾える文字の数は、子どもは4~5文字、一般的な大人は6~7文字、速く読める人は9~10文字程度です。これが、トレーニングを続けていくうちに15文字、20文字……と、増えていきます。

 知らないと答えられない問題もあるかもしれませんね。そんなときは、もちろん解答を見てかまいません。

「こういう言葉があるんだ」と知り、さらにその意味を自分で調べれば新たな知識として蓄積します。

 やってみてお気づきかもしれませんが、ひらがなが多いほど難しくなります。漢字1文字1文字には意味がありますが、ひらがな1文字1文字には意味をもたず、一つひとつ独立した文字になってしまうからです。

 当然、認識するまでに時間がかかりますが、これこそが右脳を最も活性化させる作業なので、あきらめずに続けてみてください。

*本記事は、『1分間瞬読ドリル』から一部抜粋し、再編集したものです。