ひろゆきが教える「コンテンツづくりで成功する人の特徴」ベスト1ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

コンテンツが作れる時代

 いまや、誰でもコンテンツが作れる時代です。

 動画を作ってYouTubeにあげたり、文章を書いてブログやnoteにあげたり、漫画を描いてtwitterにアップしたり……。

 その中で、「成功する人」は一握りですが、大事なポイントがあるので、それについて述べましょう。

「成功するタイプ」とは?

 コンテンツを作る人は、2種類のタイプに分かれます。

 面白いものが思いついたら作る人。

 ノルマなどを決めてコツコツと作る人。

 この2つです。

 そして、成功するタイプなのは、後者の「ノルマを決めてコツコツと作る人」であることが多いです。

 たとえば、「毎日、昼の12時に動画をアップする」という人。あるいは、「週に一回、月曜の夜に漫画を公開する」という人などです。

 面白いかどうかは、まず置いておいて、「決まった時間に、必ずコンテンツをアップする」というのがポイントです。

「サザエさん」は面白いですか?

 なぜ、決まった時間にアップすることが大事なのでしょうか。

 ここで1つ質問です。

「サザエさん」の中で面白かったエピソードを5つ挙げてください。

 どうでしょう。思いつきますか?

 おそらく、多くの人は思い付かなかったはずです。

 何十年も毎週日曜日に必ずオンエアしているのに、たった5つすら思い出せないのです。

 それくらい、「内容の面白さは二の次」なのです。

 同じ時間に必ずやっていることのほうが重要なのです。そして、それは観る側にとって習慣になるのです。

「クオリティ」より大事なこと

 ということで、何かコンテンツを作っている人は、完成度やクオリティにこだわるのではなく、締切を設けてみてください。

 そして、その時間になったら、どんなに満足していなくても公開する。

 おそらく、いつもより面白さが20%くらい落ちていても、誰も気づきません(笑)。まあ、そうやって、どんどん手を抜いていくと、ファンは減るのかもしれませんが、ある程度は許容されます。

 動画でも、文章でも、絵でも、写真でも、なんでもいいから、「続けられるかどうか」を優先させて、何か発信してみましょう。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。著書に、44万部を突破したベストセラー『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。