その行動とは、何カ所かのコンビニや銀行のATMに行き、その後コインロッカーにヴィトンのセカンドバッグを預けて部屋に戻るという内容でした。

またもや調査打ち切りに!
住人の正体は、たぶん…

 この一連の行動から、勘がいい方ならピンときたと思います。恐らくですが、この部屋は振り込め詐欺集団の拠点の一つになっていたのではないでしょうか。

 ヴィトンのセカンドバッグやコインロッカーの中を確認できたわけではないので、推測の域は出ませんが、それ以外に解が見つかりませんでした。

 井内氏からは住民や出入りする全員の身元&素行調査を続けてほしいと何度も依頼されましたが、これもまた刑事事件の可能性があったので、警察に相談することを勧めて、R探偵社は調査を打ち切りにしました。

 ここでくれぐれもお伝えしますが、R探偵社はこのようなブラックな調査ばかりを行っている探偵社ではありません。一般的な不貞調査や人捜しなどの案件の、共同調査の方が多いです。たまたま、このような結果になってしまった案件が続いてしまっただけです。しかし、何社も他の調査会社が断った案件に対応していくのがR探偵社代表のモットーなので、レアもの調査会社になっているのです。

「手に負えない案件」に「ブラック案件」を見極める探偵。点と点が線になる探偵トークでした。