「お金は欲しいけど、あんまり仕事はしたくない」「仕事はキライじゃないけど、一生お金のために働くのはイヤだ」
そんな思いが少しでもあるのなら参考にしたいのが、入社4年目の26歳でFIRE(経済的自立と早期リタイア)を果たした遠藤洋氏の著書『投資をしながら自由に生きる』(ダイヤモンド社)だ。仕事をしながら小型株集中投資によって資産を築いた著者が、「最速でお金から自由になる」ための秘策を伝授! さらに、お金にも時間にも場所にも縛られず、好きなことで楽しみしながら収益を得て、自分の人生を最大限に満喫する方法を徹底指南する。
※本稿は
『投資をしながら自由に生きる』より一部を抜粋・編集したものです。

【たった4年でFIREできた元会社員が教える】お金のために働く必要がなくなる4つのステップ[その2]イラスト:伊藤ハムスター

STEP 2 あなたの現実を明確にする

ステップ2では、あなたの「現実」を明確にします。理想の状態を書き出したあとに現実を見つめ直すのは、ちょっと切ない気持ちになるかもしれません。でも、現実から目を背けないでください。自分の現在地がわからないと、どのように目的地に向かえばいいのかわかりません。

グーグルマップで目的地を設定しても、現在地の情報が不明だと、目的地までの最適なルートを検索することができないのと同じことです。「目的地」と「現在地」の両方がわかってはじめて、その2つの点をつなぎ合わせることができるのです。

ここではステップ1で書き出した「理想」に対する「現実」を書き出します。たとえば、こんな具合です。

理想=家賃50万円の豊洲のタワーマンション
現実=家賃6万円の高円寺のシェアハウス

あなたの現実を書き出してみよう

それでは早速、あなたの「現実」を書き出してみましょう。


●豊洲のタワマンでレインボーブリッジを眺めながら35歳の誕生日を迎える
 ▼《現実》家賃6万円の高円寺のシェアハウス
●1ヵ月間ゆっくりと海外旅行をする
 ▼《現実》旅行できるとしても大型連休の1週間程度
●値段を気にせず食べたいものを注文できるようになる
 ▼《現実》吉野野家の牛皿ですら躊躇してしまう自分がいる
●パソコンとスマホ、ネット環境があればどこでも仕事ができる状態になる
 ▼《現実》平日は10時から19時まで会社で仕事をしている
●週1回はゴルフができるようになる
 ▼《現実》月1回ラウンドに行ければいいほう
●結婚して妻子と愛犬(ゴールデンレトリバー)とともに暮らす
 ▼《現実》つき合っている彼女さえいない……
●週1回は家族で外食する
 ▼《現実》月1回も外食できていない
●信頼できるビジネスパートナーと仕事をする
 ▼《現実》ソリの合わない上司に毎日こき使われている
●週2日だけ仕事をして前記のライフスタイルを実現する
 ▼《現実》週5日働いている

※本稿は『投資をしながら自由に生きる』より一部を抜粋・編集したものです。