「お金は欲しいけど、あんまり仕事はしたくない」「仕事はキライじゃないけど、一生お金のために働くのはイヤだ」
そんな思いが少しでもあるのなら参考にしたいのが、入社4年目の26歳でFIRE(経済的自立と早期リタイア)を果たした遠藤洋氏の著書『投資をしながら自由に生きる』(ダイヤモンド社)だ。仕事をしながら小型株集中投資によって資産を築いた著者が、「最速でお金から自由になる」ための秘策を伝授! さらに、お金にも時間にも場所にも縛られず、好きなことで楽しみしながら収益を得て、自分の人生を最大限に満喫する方法を徹底指南する。
※本稿は『投資をしながら自由に生きる』より一部を抜粋・編集したものです。
STEP 3 理想と現実のギャップを明確にする
理想と現実のギャップは、足りないものがあるから生まれています。その足りないものの正体をきちんと“見える化”することが、このステップ3の目的です。これは現在地から目的地まで「どのくらいの距離があるか」を把握するワークともいえます。
目的地までの距離を把握することで、最適な移動手段やルートを選択できるようになります。目的地が近いから徒歩で行けるのか、ちょっと離れているから自転車に乗っていくのか、それとも飛行機に乗らないとたどり着けないのか。目的地までの距離によって、どのような移動手段が最適かは異なります。
理想と現実のギャップを埋めるために
必要なものを書き出してみよう
それでは実際に、理想と現実とのギャップを埋めるために必要なものを考えて書き出してみましょう。
●豊洲のタワマンでレインボーブリッジを眺めながら35歳の誕生日を迎える
▼《現実》家賃6万円の高円寺のシェアハウス
▽《必要なもの》毎月50万円の家賃を負担できる経済基盤
●1か月間ゆっくりと海外旅行をする
▼《現実》旅行できるとしても大型連休の1週間程度
▽《必要なもの》1か月間の自由な時間、1か月分の旅費150万円
●値段を気にせず食べたいものを注文できるようになる
▼《現実》吉野家の牛皿ですら躊躇してしまう自分がいる
▽《必要なもの》毎月20万円のグルメ予算
●パソコンとスマホ、ネット環境があればどこでも仕事ができる状態になる
▼《現実》平日は10時から19時まで会社で仕事している
▽《必要なもの》パソコンとスマホ、ネット環境だけで完結できる仕事
●週1回はゴルフができるようになる
▼《現実》月1回ラウンドに行ければいいほう
▽《必要なもの》毎月15万円のゴルフ予算、週1日の自由な時間
●結婚して妻子と愛犬(ゴールデンレトリバー)とともに暮らす
▼《現実》つき合っている彼女さえいない……
▽《必要なもの》異性との出会い、異性から選ばれる自分
●週1回は家族で外食する
▼《現実》月1回も外食できていない
▽《必要なもの》結婚して家庭を持つ、毎月15万円の家族予算
●信頼できるビジネスパートナーと仕事をする
▼《現実》ソリの合わない上司に毎日こき使われている
▽《必要なもの》信頼できる人との出会い、ビジネスパートナーとして選んでもらえる自分
●週2日だけ仕事をして前記のライフスタイルを実現する
▼《現実》週5日働いている
▽《必要なもの》週2日程度の労働で前記を実現する収入の仕組み
ワークがすべて終わったら、自分が書き出した内容を眺めてみましょう。すると、ある共通点が見つかるはずです。理想と現実のギャップを埋めるために必要なものは、多少言葉や表現が変わるかもしれませんが、基本的に次の3つにすべて集約されます。【次回に続く】
※本稿は『投資をしながら自由に生きる』より一部を抜粋・編集したものです。