1位は鹿島で1135.2万円
2位は大気社で1078.3万円

 1位は大手ゼネコンの鹿島で、平均年収1135.2万円、平均年齢は44.1歳。鹿島は2011年度以来毎年売上高が伸びており、2020年度は2兆108億円と2002年以来18年ぶりに2兆円を超えました。しかし今回の年収データの対象である2021年度3月期は1兆907億円と新型コロナウイルスの影響を受けて減収しています。なお、2022年度3月期は2兆79億円と再び2兆円を超えています。

 2位は大気社で、平均年収1078.3万円、平均年齢は43.1歳。大気社は主にビル空調や産業空調(工場など)の設備設計や施工を行う会社です。2020年度3月期の売上高2253億円に比べ、新型コロナウイルスの影響を受けた2021年度3月期は2025億円と減収。しかしビル空調は第1四半期こそ影響が大きかったが、その後は回復に向かったとのこと。2022年度3月期は2092億円と再び増収に転じています。

 3位の大林組は平均年収1032.1万円、平均年齢は42.6歳。4位大成建設は平均年収985.1万円、平均年齢は42.9歳。5位の清水建設は平均年収971.2万円、平均年齢は42.8歳。3~5位までは大手ゼネコンが並びました。

 実はトップ5は1年前のランキングと同じ顔ぶれで、順位もまったく同じ。そして5社すべて東京に本社を置く企業となりました。

 6位はダイダン(946.3万円)、7位は奥村組(932.2万円)と大阪に本社を置く企業が並んで入りました。

 8位は前田建設工業(927.3万円)、9位は日本電技(923.9万円)、10位は長谷工コーポレーション(923.8万円)となっています。

 今回、平均年収が1000万円を超えた企業は138社中3社。900万円以上が12社、800万円以上が43社となりました。詳しくは次ページ以降の表をご覧下さい。

(ダイヤモンド編集部 吉岡綾乃)