プロテインバーも人気
今後はスペック勝負に

 プロテインパウダーは、大手企業だけではなく、新興企業、さらにボディービルダーが監修する商品など、とにかく種類が多く、玉石混交だ。一方、パウダー以外のプロテイン市場では、様相が異なるという。

「プロテインバーを見ると、市場に名を連ねる企業は様変わりします。プロテインバーでは1本満足バープロテインシリーズ(アサヒ)とinバープロテイン(森永製菓)がトップを走り、それを追うのがSIXPACK(UHA味覚糖)。また、コンビニで多く販売されている紙パックのプロテイン飲料はザバスが圧倒的なシェアを獲得しているでしょう」

 プロテインバーは、パウダーのようにシェイカーを振って作る手間がなく、すぐにタンパク質を摂取できるので、手に取りやすい。チョコやストロベリー味などもあり、お菓子感覚で食べられることも人気の要因である。

「今まではお菓子っぽいプロテインバーが好まれましたが、最終的にスペック勝負になるでしょう。高タンパク、低脂質、低糖質といった商品ですね。三つの要素をそろえると、少々値段が高くなりますが、効率良くタンパク質を取ることができ、ダイエットやボディーメイクにより効果的になります。現在、人気のあるプロテインバーの多くは、そこまで低脂質、低糖質に振り切っていません。今後は『食べやすさ』よりも、少し値が張っても、スペックを求める消費者が増えると思います」