中国で新型コロナウイルスの感染ペースが5月下旬以来の水準に上っている。2カ月間にわたった上海ロックダウン(都市封鎖)の再現を警戒し、投資家は神経質になっている。上海のロックダウンで世界のサプライチェーン(供給網)は混乱に陥り、政府の成長目標達成に向けた期待も後退した。過去7日間で中国では国内感染例2300件余りが報告された。上海でも、感染者数が再び増加傾向にある。鉄鋼・自動車・コンピューターなどの一大製造拠点である中部の安徽省は最大の影響を受けた。ただ1日の新規感染者数は、11日は39人にとどまり、ピークだった1週間余り前の292人から減少した。隣接する江蘇省と山東省での感染者数は急増している。
中国でコロナ感染再び急増 上海でも「BA.5」感染例
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