返金の案内はSMS(ショートメッセージ)で届く

 このKDDIからの返金についてだが、KDDIホームページや7月30日の新聞各紙に掲載されていたように、対象ユーザーに対しては「8月中旬以降、対象の利用者に対して順次SMSで案内」が行われる。

 注意してほしいのは、「返金に関するお客さまへのご案内」のページに赤字で記載されている内容だ。

「返金に関してお送りするSMS本文にはリンクURL、お客さま情報のご入力を求める記載はありません。弊社からのお知らせを装った偽メール・偽SMSにご注意ください」

 つまりこれは、KDDIを装ってKDDIを装ったページに誘導するような偽メールを発信する、いわゆる「フィッシング」や「スミッシング」を行うやからが現れる可能性が高いので気を付けてほしい、ということを意味する。

対象ユーザーが、返金のために何かアクションを起こす必要はない

 今回の返金に関して、基本的に利用者から特にアクションを起こす必要はない。「返金額」はKDDIの、つまりau・UQモバイル・povo 1.0いずれの携帯電話回線を契約していても、9月以降の請求額から返金額が減算される。

 そのため、もしユーザーが何かするとしても、減算された額が(多くの場合200円)、8月中旬以降KDDIから届いたメールに記載された金額と合致しているかどうか確認する程度だろう。もし合致していないなどの問題があるようなら、お客様センターやサポートチャットに問い合わせる必要があるが、その場合はそれぞれのサービスのトップページからアクセスすればよい。KDDI(を装う)メッセージの中に、URLなどは記載されないはずだ。

 また、povo 2.0の場合は、「返金に替えてデータトッピング(1GB/3日間)を進呈」とのことなので、これはpovo 2.0を利用しているスマートフォンにインストールしているpovoアプリ上に案内が表示されるだろう。こちらを確認、使用するようにしてほしい。

KDDIホームページより抜粋した問い合わせ先一覧。返金関連で何か疑問があったら、こちらに問い合わせようKDDIホームページより抜粋した問い合わせ先一覧。返金関連で何か疑問があったら、こちらに問い合わせよう 拡大画像表示