ごはんを冷やすとなぜダイエットにつながるのか?
レジスタントスターチは、その物理的、科学的性質からRS1~RS4に分類されています。
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RS1は、全粒粉や豆類のように、デンプン質が外皮や外殻に保護されているもの。RS2は、熟していないバナナや未加熱の馬鈴薯デンプンのように、デンプン自体が消化抵抗性を示すもの。RS3は、マッシュポテトや冷やごはんのように調理後に再結晶化した老化デンプン。RS4は、一般に加工デンプンと呼ばれるもので、化学試薬を用いて分子間に架橋結合を施したものとなります。
上の表から、冷えたごはんはRS3に分類されます。ごはんを冷ますと少し硬くなることから分かるように、冷ますことでごはんのデンプンが再結合をして消化しにくくなります。これが大腸まで届き、健康に役立つ働きをしてくれます。
ごはん以外にも、じゃがいもを冷やして食べるマッシュポテトや冷製パスタ、冷たいうどんや蕎麦なども同じような働きをしてくれます。