市区町村が公表しているハザードマップを見てみよう

 このハザードマップは、墨田区で洪水が発生した場合における浸水の深さを表したものである。川から近い濃いピンクで塗られてるエリアは、5.0m以上〜10.0m未満、やや淡いピンクのエリアは3.0m以上〜5.0m未満の浸水が推測されている。河川から少し離れたエリアは、1.0m以上〜3.0m未満の浸水とされているが、警戒レベル4が発令されたら、危険な場所から必ず避難することも呼びかけられている。

 ただし、水害は急に発生するわけではなく、ある程度予測できる災害である。江東5区では、氾濫発生の1〜3日前には自主的広域避難情報が発令され、できるだけ早く江東5区外にある友人宅やホテルなど安全な場所への避難が呼びかけられるようだ。氾濫発生の約1日前には、広域避難指示が下され、ただちに江東5区外の安全な場所に避難するようテレビやラジオ、防災無線などで警告される。

 避難時に備えて、食料品や水などの物資を確保しておくことも必要だ。高齢者や乳幼児、ペットがいる家庭では、それぞれに応じた物資を集めておくとよいだろう。