欧州連合(EU)の欧州議会は4日、携帯端末向け充電機器の共通規格を立ち上げる法案を可決した。米アップルの独自規格「ライトニング」を使う新製品は事実上、EU域内で販売できなくなる見通しになった。この法案はEUで販売する携帯端末について、新型ノートパソコンやアンドロイド端末で普及している「USB-C」ポートの搭載を義務付ける内容。共通規格の立ち上げで消費者が全ての携帯端末に同じケーブルを使い回せるようにする狙いだ。アップルは法案が昨年導入された際、革新を阻み、ユーザーに不便になるとして反対していた。