ニューヨークの連邦陪審は14日、米電動トラックメーカー「ニコラ」の創業者で元会長のトレバー・ミルトン氏に証券詐欺で有罪の評決を下した。検察側は元会長が同社の炭素排出量ゼロのトラックや技術の開発を巡り、嘘を繰り返していたと主張していた。ミルトン氏は2015年にニコラを創業した。同社は2020年に株式を公開。この時、同社は1台のトラックも販売していなかった。時価総額は一時、フォード・モーターなど業界大手を超えた。連邦陪審はミルトン氏を証券詐欺1件、通信詐欺2件で有罪、別の証券詐欺の訴因については無罪の評決を下した。判決は1月27日に言い渡される予定。ミルトン氏は空売り投資家のリポートで、ニコラについて虚偽の説明を繰り返していると指摘され、2020年9月に同社を去った。
電動トラックの米ニコラ創業者、証券詐欺で有罪評決
連邦陪審、3件の訴因で有罪評決下す
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