超お得!【関西】中高一貫・高校&大学最新序列#4Photo:PIXTA

「偏差値偏重」の反省や、大学での学びに意欲的な学生を欲する大学側の事情で、近年国公立大に拡大している学校推薦型・総合型選抜入試(旧推薦・AO入試)。特集『超お得!【関西】中高一貫・高校&大学最新序列』(全8回)の#4では、関西で学校推薦型・総合型選抜入試に強い学校の秘密に迫った。併せて、京都大、大阪大、神戸大などへの難関国公立大合格者数ランキングも公開する。(ダイヤモンド編集部 野村聖子)

「週刊ダイヤモンド」2022年10月22日号の第2特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

東大、京大、阪大、神戸大の
学校型推薦・総合型選抜に強い高校ランキング

 一般入試以外の選抜方法である、学校推薦型・総合型選抜(旧推薦・AO入試)が広がっている。

 少子化で学生集めに苦慮する大学と、早めに合格を決めてしまいたい学生、保護者の安全志向が合致して、推薦入試などの合格者が入学定員全体に占める割合は、いまや私立大学では6割近くに達している。

 2015年には、国立大学協会が22年度入試までに国立大学の入学定員の3割を推薦入試などに割り当てる工程表を発表。実際に22年度入試は19%にとどまり目標には届かなかったが、同協会が明確な拡大路線を示している以上、今後国立大でも入学定員に占める比率が増えることは間違いない。ただ、推薦とはいっても国公立大は私立大と異なり原則指定校推薦の受験枠がなく、学校からの推薦のほか、課される試験を自力でクリアする必要がある。

 今回、難関国立大(東京大学、京都大学、大阪大学、神戸大学)における一般入試以外(学校型推薦・総合型選抜など)の高校別合格者数ランキングを作成。関西で学校推薦型・総合型選抜入試に強い高校の秘密を探った。