入るのはそれほど難しくないのにそうそうたる大学の合格実績を持つ、レバレッジの利いた高校。そんなお得な掘り出し物を見つけるべく、特集『超お得!【関西】中高一貫・高校&大学最新序列』(全8回)の最終回では、関西の主要な高校受験の模擬試験データから、「入りやすいのに有名大学受験に強いお得な高校ランキング」を関西6府県別で作成。全て実名で公開する。(ダイヤモンド編集部 竹田孝洋、野村聖子)
入りやすいのに有名大学に行ける
関西6府県別のお得な高校ランキング
学校の価値とは何で決まるのだろうか。入るのが難しい、偏差値の高い学校を指すのだろうか。有名大学への合格実績が良い学校だろうか。
大阪の北野、京都の洛星、兵庫の灘といった難関校は、そのどちらも兼ね備えているが、そもそも最初から優秀な生徒を集めているのだから、大学の合格実績が良いのはある意味当然といえる。
しかし、入学時にはそれほど学力が必要ないのに難関大学合格まで導いてくれるような、教育力の高い “お得”な高校はないのだろうか。
今回、大学通信の協力を得て、偏差値が低く入りやすいのに難関&有名大学(東京大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、早稲田大学、慶應義塾大学、同志社大学、立命館大学、関西学院大学、関西大学、国公立大学医学部)の合格者を輩出している、関西6府県のお得な高校を調査した。
高校は3年前の2019年に入学した生徒が、前述の10大学と国公立大医学部にどれだけ合格しているかを調べ、入学時と卒業時の偏差値の差から“お得度”を求めた。
それでも、最新の偏差値が入学後の3年間で上昇していてはこれからの受験生にはお得とはいえないため、最新偏差値が60未満の学校に絞った。
偏差値はそれほど高くないのに難関&有名大学に行ける、レバレッジ度の高いお得な関西の高校ランキングを、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山の6府県別に実名で公開する。