――筆者のジェイソン・ツヴァイクはWSJパーソナル・ファイナンス担当コラムニスト ***  ようやく報われるときが来た。  過去10年以上にわたり低金利に苦しんだのは貯蓄者だけではない。一部の資産運用会社も苦しんできた。だが、その時代は終わりを告げた。  米連邦準備制度理事会(FRB)は2008年に政策金利を迅速に引き下げると、一時的な中断を除き、今年初めまで事実上のゼロ金利政策を維持してきた。  金利があまりにも低いため、資産運用会社はマネー・マーケット・ファンド(短期金融資産投資信託、MMF)の手数料の大部分について、免除せざるを得なかった。