短時間で成果を出している人がいる一方、頑張っているのに成果が出ない人もいる。この違いは何だろう? 経営の最前線で20年以上、成果上げられる人と上げられない人の差を研究してきた人物がいる。
東洋経済オンライン「市場が評価した経営者ランキング2019」第1位、フォーブス アジア「アジアの優良中小企業ベスト200」4度受賞の木下勝寿社長だ。「やる気に頼らず楽しく続けられる」と話題なのが木下氏の新刊『時間最短化、成果最大化の法則──1日1話インストールする“できる人”の思考アルゴリズム』。本書から一部を抜粋、「最短時間で最大の成果を出す方法」を初公開する。

誰でも心の「足かせ」が自動的に外れ、“すぐやる人”に変身する法則とは?

「思考アルゴリズム」が大きく変わり始めた
記念すべき第一法則

 前回ピッと思いついたらパッとやる、行動量が10倍アップする「ピッパの法則」を紹介した。

 パッとやることで私の仕事のキャパは、10倍に増えた。

 それまでは商談を終えると会社に戻ってから次の提案を考えていたが、商談しながら次の提案を考えるようになった。

 すると、商談終了時に次のアポも取れるようになった。

 こうなると、未解決案件を抱えることがほぼなくなった。

 すると、す~っと心が軽くなり、常に頭の中もクリアな状態を保てるようになった。

「ピッパの法則」をYouTubeの人気コンテンツ「新R25ワイドショー」の「『これを実践してから明らかに仕事の効率が上がった』と感じている“ワークハック”を教えてください」で紹介したところ、300回答の中の「ベストアンサー」に選ばれた。

 だが、これは単なる「ワークハック」の域にとどまらない。

「ピッパの法則」のおかげで私は「足かせ」が外れ、すぐやる人へ変身。

 次々と成果を上げられるようになった。

「ピッパの法則」は、自分の中の「思考アルゴリズム」が大きく変わり始めた記念すべき第一法則

 だからこそ、この本の一番手に紹介したのだ。

(本稿は『時間最短化、成果最大化の法則』の一部を抜粋・編集したものです)