誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。とても読みやすいオムニバス形式の短編集は、アナタの心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれるvoicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】<br />頑張っているのに空回り…成功する人と結果が出ない人の決定的な差

自分に期待すると辛くなる

成功したいって思いますか? 成功したいか、成功したくないか、と訊かれれば、そりゃ成功したいと思うでしょう。しかし、仕事でもプライベートでも、成功したいと思いすぎると辛くなってしまいますからご用心。その結果、成功できないという悪循環に陥ってしまうことが、けっこうあるんですね。

アスリートがスランプに陥ることがあります。これも成功したいという思いが強く、逆にいうと失敗するわけにはいかないという気持ちが強すぎるときに起きるんじゃないかと思います。結果を出そうと思えば思うほど、スランプから脱することができなかったりします。

要は結果を出すことを自分に期待しているってことです。自分自身の期待にとらわれてしまって空回りしてしまったり、期待通りにうまくいかなかったことを想像して不安になったり。期待するといいことは、基本的に1つもないです。

自分自身を束縛しないで

では、世の中で成功している人がどうしているか? うまくいくかどうか、成功するかどうか、結果が出るかどうかよりも、自分のやっていることが楽しくてしょうがないからやっている。結局、そういう人が強いです。真面目な人は、やるからには成功しないとダメだとか、結果を残さないといけないと、自分自身を束縛しがちなんですね。

そうすると不安を招くし、楽しくなくなってしまう。そして、結果も出にくくなる。だから結局は、本末転倒なんです。本来はその人に才能があって、楽しいことをやっていて、それによって成功がもたらされるはずなのに、うまくいくことを考えすぎるがゆえに辛くなってしまうというのは、誰にでもいえることなんです。

楽しむ気持ちを大事にする

自分のやりたいことや得意なことを、純粋に楽しいという気持ちとともにやる。もしうまくいかなかったとしても、楽しいことならまた次も頑張れるはず。楽しむ気持ちを大事にすることが、うまくいくことの秘訣だと思うんです。

アテクシのまわりでうまくいっている人は、ほぼ例外なく全部そういう感じです。話を聞くと、やっていること自体を楽しんでいます。逆に勢いがあったのに、ちょっとスランプみたいな状態になっている人は、どうやったら結果を出せるかどうかぱかり考えているんです。

成功したいというふうに考えないほうが、むしろよい結果を招く。そういうふうに割り切ってみてください。

本稿は『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。