誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』から生まれた小説『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。とても読みやすいオムニバス形式の短編集は、アナタの心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれるvoicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】良かれと思ってやったことが裏目に…心が凹んだときの対処法

良かれと思ってやったことは
大失敗することはない

良かれと思ってやったことが裏目に出る、なんてことをいいますよね。でも、良かれと思ってやったことは、誠実さをともなっているのであれば大失敗することはないと思うんです。良かれと思ってやったのに、相手を怒らせたりした経験のある人は多いでしょう。それでも大失敗ではないということを伝えたいんです。

そもそも良かれと思ってやったことは、それなりに良くなるだろうと思ったからやったこと。結果的として裏目に出たとしても、うまくいく可能性もあったと思うんです。アプローチの方法が間違っていたり、たまたま運が悪かったり、なんらかのピースが1つ欠けていたりしたのかもしれません。

もちろん、見立ての甘さや勝手な思い込みによって、裏目に出た可能性もあります。いずれにしても人のやることですから、裏目に出ることもあります。しかし、悪意をもってやることに比べれば、良かれと思ってやったことによる損失の度合いは、明らかに低いはずです。

誤解が生じたら
誠実な意図を伝えてみる

なにがいいたいのかというと、良かれと思ってやったことが上手くいかなかったりしても、上手くいくと思ってやった行動であれば、その範ちゅうの中での失敗にしかならないということです。つまり、とり返しのつかない大失敗になることは、極めて低いはずなんです。

誤解が生じたとしても、本来の誠実な意図を伝えれば理解を示してくれるでしょう。それでも理解してくれないような人であれば、聞き分けの悪い人でしょうから、裏目に出る行動をしないまでも、遅かれ早かれ仲が悪くなる可能性が高い相手なんです。

失敗しても自分を責めず
次につなげればいいだけ

誠実さをともなった行動は、結果的に上手くいかなかったとしても、誠実さをともなって行動したということ自体が、すでに上手くいっているということ。「もうちょっとこうすればよかった」という反省点があれば、見直して次につなげればいいだけです。

「おまえのせいでこうなった」なんて責め立ててくる人がいたとしても、それを真に受けて、自分を責め立てたり後悔しなくてもいいです。相手の気持ちも考えず、責め立てるような人こそ、よほどどうかと思います。

本稿は『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。